結論からいうと、運転免許証さえあればカードローンの申し込みは可能です。
ただし以下の項目に当てはまる方は、収入証明書も提出する必要があります。
- 借入希望額が50万円を超えている
- 他社での借入を含めて借金が100万円以上ある
収入証明書の提出は、貸金業法によって定められている規制の一つです。
指定された書類を提出しない限り、審査は受けられません。
運転免許証だけでカードローンを申し込むには、どんな条件が必要なのか確認しておきましょう。
この記事でわかること
- 借入希望額が50万円以下の方は、運転免許証だけで申し込める可能性が高い
- 運転免許証のみで申し込むには、借入総額を100万円以下に抑えるのが必須
この記事では運転免許証だけでお金を借りる方法や、提出する時の注意点などについて解説していきます。
運転免許証1枚でカードローンを申し込みたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
順調に手続きを進めていけけば、即日融資にも対応可能です。
消費者金融カードローンは運転免許証のみで借りれる?
基本的にカードローンを申し込む時は、運転免許証などの本人確認書類を必ず提出します。
本人確認書類とは申込者の顔写真や、生年月日などが記載されている書類です。
各金融機関は提出された書類の内容を確認し、申込情報と申込者が同一であるか確認します。
そのため基本的にどの車種の免許証も、以下の条件を満たしていれば問題なく提出可能です。
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ただし運転免許証を提出する際は、記載されている住所に注意が必要です。
免許証の住所が現在の住所と異なる場合は、現住所が記載された書類も提出しなければいけません。
申込前に住居を変更した方は、現住所を記載している書類も用意しておいてください。
50万円以下であれば運転免許証のみでも審査できる
運転免許証だけでカードローン審査を受けたい場合、借入希望額は50万円以下に抑えるべきです。
消費者金融などを対象にした法律「貸金業法」には、以下の規則が記載されています。
3 貸金業者は、前項の場合において、次の各号に掲げる場合のいずれかに該当するときは、第一項の規定による調査を行うに際し、資金需要者である個人の顧客(以下この節において「個人顧客」という。)から源泉徴収票(所得税法(昭和四十年法律第三十三号)第二百二十六条第一項に規定する源泉徴収票をいう。以下この項及び第十三条の三第三項において同じ。)その他の当該個人顧客の収入又は収益その他の資力を明らかにする事項を記載し、又は記録した書面又は電磁的記録として内閣府令で定めるものの提出又は提供を受けなければならない。
一 次に掲げる金額を合算した額(次号イにおいて「当該貸金業者合算額」という。)が五十万円を超える場合
引用元: 貸金業法 第十三条
わかりやすく説明すると、「特定の条件に当てはまる方は収入証明が実施される」といった内容の規則です。
特定の条件という部分には、以下のケースが該当します。
- カードローンの借入希望額が50万円を超えた場合
- 現在借入中の融資総額が100万円を超える場合
貸金業法に書かれている規則は、どの消費者金融でも適用されます。
借入総額が50万円を超えていると、収入証明書の提出を求められる可能性が高いです。
お金を借りる際に運転免許証1枚だけで審査を受けたい方は、50万円以上の借入を申請しないように注意してください。
ただし、借入金額を50万以内に設定しても「複数の会社に申込をした方」、「年収の3分の1を超える金額で借りたい方」、「過去に延滞経験があるブラックの方」は借入できませんのでご注意下さい。
※収入証明書不要で借入可能?書類提出不要なカードローンの条件を解説!
銀行カードローンも50万円以下であれば運転免許証のみで審査可能
銀行の「年収証明書の取得基準」は現在、50万円に引下げられています。
借入希望額が50万円以下であれば、銀行カードローンも運転免許証のみで申し込みできる可能性があります。
ただし、確実に収入証明書の提出を回避できる訳ではありません。
平成30年8月に金融庁は銀行カードローンの実態調査を行いました。
この調査結果から利用者への過剰融資が問題視され、近年は各銀行で独自ルールの導入が行われています。
申し込む銀行によっては、収入証明書の提出が求められるかもしれません。
銀行カードローンの利用を検討している方は、念のために収入証明書も用意しておくとよいでしょう。
免許証以外で本人確認として使える書類
本人確認に必要な書類として提出できるのは、運転免許証だけではありません。
申込者の顔写真や本名などの情報がきちんと記載されていれば、免許証以外の書類でも代用できます。
運転免許証以外で本人確認に使えるのは、以下の書類です。
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 健康保険証
- パスポート
- 身体障碍者手帳
- 在留カード
基本的にどの金融機関も、いずれかの書類を一つでも用意していれば申し込み可能です。
ただし金融機関によっては、複数の書類を提出しなければいけないケースもあります。
カードローンの申し込みを検討している方は、申込先カードローンの内容をよく確認しておいてください。
借入額によっては運転免許証と合わせて収入証明書が必要
収入証明書が必要になるのは、借入希望額を50万円以上に申請した場合だけではありません。
借入総額(他社での借入も含む)が100万円を超えていた場合も、同様に収入証明書の提出が求められます。
収入証明書とは、申込者の所得や収入が記載されている書類のことです。
基本的にどのカードローンも、以下の書類であれば収入証明書として受理してくれます。
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
- 所得証明書
- 確定申告書
- 給与明細書(直近2ヶ月分)
ただし収入証明書として使える書類の種類は、金融機関ごとに異なります。
カードローンを申し込む際は、申請前に有効となる書類を確認しておきましょう。
またカードローン審査で使用できるのは、日付が最新の書類だけです。
提出した書類の日付が古いと、再提出が完了するまで審査は行われません。
本人確認書類と収入証明書を提出する時は、日付もよく確認しておいてください。
運転免許証のみで消費者金融から即日借りられる?
即日融資に対応できるのは、一部の消費者金融カードローンだけです。
冒頭で解説した条件に当てはまらなければ、即日融資を運転免許だけで申請できる可能性はあります。
即日融資に対応できる主な消費者金融は、以下の4社です。
金融機関名 | 審査時間 | 即日融資の手順 |
---|---|---|
プロミス | 最短3分※ | WEB申込⇒無人契約機 |
アコム | 最短30分 | WEB申込⇒自動契約機(むじんくん) |
SMBCモビット | 最短15分 | WEB申込(カード申込)⇒無人契約機 |
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
どの消費者金融も迅速に手続きが完了すれば、最短1時間程で融資を受け取れます。
(※時間帯や混雑状況によっては、翌日以降に審査結果が届くケースもあります)
カードローンによっては契約完了後、振込キャッシングが利用可能です。
免許証だけで即日融資を受けたい方は、各消費者金融の貸付条件をよく確認しておいてください。
銀行カードローンは翌営業日以降にしか借入できない
借入希望額が50万円以下であれば、銀行カードローンは運転免許証のみで申し込みできます。
しかし、申込日当日に銀行カードローンの審査を完了させるのは不可能です。
各銀行は「銀行法」という法律に従い、カードローンを提供しています。
銀行法の中に明記されている規則は、主に銀行の運営や手続きに関する内容が多いです。
そのため近年では、銀行カードローンの過剰融資が増加していました。
現在は過剰債務を抑制しようと、さまざまな銀行で過剰債務への対策が実践されています。
反社会勢力への融資を避けるために、審査時は警察庁データベースでの照会も必須です。
迅速に手続きが完了しても、審査結果が確認できるのは翌営業日以降となります。
当日中に融資を受け取りたい方は、間違えて銀行カードローンを申し込まないように注意してください。
土日でも借入できるカードローンはある
銀行は基本的に平日のみの営業となっているため、土日にカードローンを契約するのは難しいです。
土日にしかカードローンを申し込めない方は、消費者金融を利用しましょう。
一部の消費者金融は、Web申込などを利用すれば24時間いつでも申請が可能です。
本人確認書類(運転免許証)の提出といった手続きも、すべてネット上で対応できます。
ただしWebやアプリで申し込みを行う際は、「審査対応時間」に注意が必要です。
審査対応時間は、消費者金融が審査に対応できる時間帯を表しています。
申込日当日に融資を受け取るには、指定された時間内に契約を完了させなければいけません。
土日にカードローンを申し込む方は、申請前に審査対応時間をよく確認しておいてください。
Web申込で運転免許証を提出するときの注意点
Web申込でカードローンを申請する時は、運転免許証の写真を提出する必要があります。
ただし写真を提出する際は、撮影した写真が鮮明に写っているかよく確認してください。
提出した写真の写りが悪いと、運転免許証の再提出を求められる可能性が高いです。
当然、再提出が完了するまでは審査も保留となります。
運転免許証を撮影する際、大切なポイントは以下の2つです。
- 文字や写真がブレないよう鮮明に撮影する
- 明るい場所で撮影する
また必要書類の提出方法は、各カードローンごとに異なります。
迅速に手続きを完了させるには、提出方法の確認も必要です。
Web申込を利用する場合は提出方法を確認しつつ、運転免許証の鮮明な写真を撮影しておきましょう。
本人確認書類の悪用に要注意
Web申込でカードローンを申請する際は、申込情報や運転免許証の管理に注意しましょう。
近年はWeb経由でカードローンを申し込む際、第三者に運転免許証の写真を盗まれる事案が発生しています。
主な手口はメールや電話で偽のWebサイトに誘導し、個人情報などのデータをだまし取らるといった内容です。
最近では警察や金融庁と名乗り、個人情報を聞き出す手口なども登場しています。
第三者に運転免許証や個人情報などのデータが渡ると、詐欺などの犯罪に巻き込まれる危険性が高いです。
Web経由でカードローンを申し込む場合は、申込先が違法業者でないかよく確認しておいてください。
公式アプリでもっと簡単に運転免許証を添付できる
大手消費者金融の大半は、スマホアプリによる申し込みにも対応しています。
スマホ内にアプリをダウンロードしておけば、いつでも申請や借入を行うことが可能です。
現在は以下の金融機関が、アプリ申し込みに対応しています。
- みずほ銀行
- オリックス・クレジット株式会社
- 楽天銀行
- プロミス
またカードローンアプリは、必要書類の提出や個人情報の変更といった手続きも実行可能です。
引越しなどによって個人情報が変わっても、アプリで簡単に登録情報を編集できます。
ただし対応できる手続きは、各アプリによって異なるケースが多いです。
アプリから申し込みを行う方は、ダウンロード前に対応可能な手続きをよく確認しておいてください。
運転免許証のみで借りられるカードローン
運転免許証のみでカードローンを契約したい時は「プロミス」が選択肢の一つです。
プロミスは希望利用限度額が50万円以内で、借入総額が100万円以内であれば収入証明書類は必要ありません。
WEB申込を利用すれば、最短3分※程で審査結果を確認できます。
借入方法を振込キャッシングに指定しておくと、融資の受け取りも最短3分※で対応可能です。
ただし、借入金額を50万以内に設定しても「複数の会社に申込をした方」、「年収の3分の1を超える金額で借りたい方」、「過去に延滞経験があるブラックの方」は借入できませんのでご注意下さい。
またプロミスは、専用アプリ「アプリローン」も提供しています。
運転免許証の写真を用意するだけで、いつでも自由にカードローンの申請が可能です。
「今すぐお金が必要だけど運転免許証しか持っていない」という方は、ぜひプロミスの利用を検討してみてください。
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
まとめ
運転免許証のみを使った借入方法や提出時の注意点などについて解説しましたが、いかがでしたか?
銀行や消費者金融が提供しているカードローンは、運転免許証だけで申し込みできます。
ただし運転免許証のみで申請するには、以下の条件が必須です。
- 申込時の借入希望額を50万円以下に設定する
- カードローン借入総額を100万円以下におさえる
一部のカードローンは、Webやアプリによる申し込みにも対応しています。
店舗や自動契約機に来店できない方も、これらの申込方法なら簡単に申請可能です。
運転免許証だけでカードローンを契約したいと考えている方は、自身の目的に合ったカードローンを探してみてください。