アルバイトでも安定収入があればお金を借りられる

アルバイトの方がお金を借りる際、雇用形態が気になり借入できるか不安になるかと思います。

結論から言うと、アルバイトでも安定収入があればカードローンからお金を借りられます。

カードローンの貸付対象者は、雇用形態に関係なく安定した収入がある人だからです。

当記事では、アルバイトやパートでも借入できるカードローンや、お金を借りる際の注意点について解説します。

アルバイトで働き始めたばかりの方や、借入先の選び方に困っている方は参考にしてみてください。

※カードローンから借入する際は必ず審査があります。

アルバイトでも安定した収入を証明できない場合は、融資を受けられません。

アルバイトの収入があると消費者金融でも借入可能

アルバイトがお金を借りるなら、消費者金融の利用を検討してみましょう。

消費者金融は、アルバイトやパートの方でも安定した収入があれば申込可能だからです。

実際に消費者金融の公式サイトでも、以下の通り説明されています。

パート・アルバイトでも申込はできますか?

申込条件は、年齢20歳以上74歳以下の安定した定期収入のある方(当社基準を満たす方)です。
※収入が年金のみの方はお申込いただけません

引用:SMBCモビット|よくある質問

学生やフリーターに関わらず、アルバイトやパートなどで収入を得ていれば申込可能です。

また、消費者金融カードローンは即日融資が可能です。初めて利用する方は30日間利息0円で借りられます。

アルバイトでお金を借りる手段を探している方は、消費者金融の利用を検討してみましょう。

銀行カードローンと同じく金融庁より貸金登録されているため、法外な利息の要求などは禁止されています。

銀行カードローンは銀行法により審査を厳格に行っているため即日融資に対応していない

銀行のカードローンでもアルバイトやパートの方への融資は行われています。

ただ銀行法により審査は厳格に行われているため、即日融資には対応していません。

銀行カードローンの審査では、暴力団や反社会勢力への貸付を禁止するため警視庁のデータベース照会が必須です。

警視庁の照会には、最低でも1営業かかるため銀行カードローンは即日融資ができません。

実際に楽天銀行スーパーローンの公式サイトでも以下の通り、記載されています。

カードローン審査結果はどのくらいでわかりますか?
できるだけ速やかな審査、回答に努めておりますが、お申込みの状況等により数日間を頂戴する場合もございます。

※ 審査基準・審査内容のお問い合わせには、一切お答えいたしかねますのでご了承ください。

引用:楽天銀行カードローン|カードローンのご利用がはじめての方へ

即日融資以外にも、独自審査の導入や保証会社の審査体制の改善など、審査体制を厳格化しています。

アルバイトの方で今すぐお金が必要な方は、消費者金融の利用をを検討してみましょう。

アルバイトを始めたばかりで収入が少ない方でも申込可能な4つの消費者金融カードローン

冒頭でも解説した通り、アルバイトの方がお金を借りるなら消費者金融の利用が適しています。

銀行のカードローンは過剰貸付防止による審査厳格化によって、消費者金融よりも審査に通る可能性が低いです。

ここでは、アルバイトの方でも申込が可能な消費者金融のみを紹介するとともに、金融業者毎の特徴を解説していきます。

紹介する消費者金融の特徴一覧は以下の通りです。

プロミス アイフル アコム レイク
金利(実質年率) 4.5%~17.8% 3.0%~18.0% 3.0%~18.0% 4.5%~18.0%※
融資速度 最短即日融資 最短即日融資 最短即日融資 最短即日融資
※一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
初めてご利用のお客さまへの当日ご融資は、8~22時(毎月第3日曜日は8~19時)となっております。
ご融資時間は、一部店舗によって異なります
年末年始を除きます
職場連絡の有無 あり 原則なし あり あり
無利息サービス 初回利用日から30日間 契約日の翌日から最大30日間 契約日の翌日から最大30日間 契約日の翌日から60日間(WEB申込限定)
契約日の翌日から180日間
契約日の翌日から30日間


※30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息の併用は不可
※60日無利息・180日無利息はご契約額が1~200万円の方が対象
※ご契約額が200万以上の方は30日無利息のみ利用可能
※60日間無利息はWeb以外で申込された方は選べません
※初めてなら初回契約日の翌日から無利息
※無利息期間経過後は通常金利適用

プロミスは18歳以上74歳以下の人なら雇用形態に関係なく申請できる

申込条件 ・18歳以上74歳以下で、本人に安定した収入があること
・アルバイト・パートの場合、安定した収入があれば申し込み可
融資額 500万円まで
年率(実質年率) 4.5%~17.8%
返済方式 残高スライド元利定額返済方式
返済期間 最終借入後 最長6年9か月(原則)
返済回数 1~80回
遅延損害金 20.0%(実質年率)
担保・連帯保証人 不要

※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。
※収入が年金のみの方はお申込いただけません。

申込条件を見てもわかる通り、18歳以上74歳以下で安定した収入があれば雇用形態に関係なく申し込みが出来ます。

さらにプロミスでは、メールアドレス登録とWeb明細の利用で、30日間無利息サービスが適応されます。

無利息サービスは初めて借入をした日から適応となる為、借入しなくても無利息期間を消費することがありません。

Web明細に設定することで、自宅に利用明細が届くこともない為、家族に利用を知られたくない方にもおすすめです。

アイフルは原則職場や自宅への電話連絡なしで申込可能

申込条件 ・満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で、アイフルの基準を満たす方
※満70歳になった時点で融資停止
融資額 800万円以内
年率(実質年率) 3.0%~18.0%
返済方式 残高スライド 元利定額リボルビング返済方式
返済期間 借入直後最長14年6ヶ月
返済回数 1~151回
遅延損害金 20.0%(実質年率)
担保・連帯保証人 不要

アイフルでは、申込時に原則自宅や勤務先へ電話連絡をしません。

そのため、勤務先や家族に知られずにアイフルに申し込みが可能です。

また、返済日も自身の都合に合わせて以下の2種類から選べます。

  • 毎月約定日払い
  • 35日サイクル制

毎月約定日払いなら自分に都合の良い日を指定することが出来て、指定した返済日までの10日間が返済期間となります。

自分の給料日に合わせて返済日を指定できるというメリットがあります。

また、35日サイクル制では、返済日の翌日から35日後が次回の返済日となる方式です。

毎月決まった日に返済ではないため、返済を忘れないように注意しましょう。

アルバイト先が変われば給料日も変わる為、臨機応変に対応したい方は35日サイクル制を選択するとよいでしょう。

アコムは年収200万円以下の人でも契約に成功している

申込条件 ・成人以上で安定した収入と返済能力を有する人
・アコムの基準を満たす人
融資額 1万円~800万円
年率(実質年率) 3.0%~18.0%
返済方式 定率リボルビング方式
返済期間 最終借入日から最長9年7ヶ月
返済回数 1~100回
遅延損害金 20.0%(実質年率)
担保・連帯保証人 不要

アコムは成人以上で安定した収入があれば、アルバイトやパートなど所得が少なくても申込が可能です。

年収 利用割合 初回貸付単価
200万円以下 24.0% 167,000円
200万円超 500万円以下 66.8% 171,000円
500万円超 700万円以下 6.3% 240,000円
700万円超 1,000万円以下 2.3% 273,000円
1,000万円超 0.6% 439,000円

2021年6月この表は、アコムの「2022年3月期 第1四半期決算」に記載されていた2021年6月の顧客年収別構成比です。

上記の表からわかる通り、年収200万円以下の所得者層が24%と、約4人に1人の割合で利用されています。

アルバイトという低所得者でも、安定した収入があるなら契約が可能です。

レイクは複数の無利息サービスを提供している

ご利用対象 年齢が満20歳以上70歳以下の国内に居住する方
ご自分のメールアドレスをお持ちの方
日本の永住権を取得されている方
融資額 1万円~500万円
年率(実質年率) 4.5%~18.0%※
返済方式 ・残高スライドリボルビング方式
・元利定額リボルビング方式
返済期間・返済回数 最長5年・最大60回
※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数は変動します。
遅延損害金 20.0%(実質年率)
担保・連帯保証人 不要
融資限度額 1万円~500万円
貸付利率 4.5%~18.0%※
遅延損害金(年率) 20.0%
ご返済方式 残高スライドリボルビング/元利定額リボルビング
ご返済期間・回数 最長5年、最大60回
必要書類 運転免許証
※収入証明(契約額に応じて、新生フィナンシャルが必要とする場合)
担保・保証人 不要

※商号:新生フィナンシャル株式会社
※貸金業登録番号:関東財務局長(10) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号
※貸付利率はご契約額及びご利用残高に応じて異なります

レイクは初めて利用する方に対して、選べる無利息サービスを提供しています。

  • Web申込限定 お借入額全額60日間利息0円
  • 30日間無利息
  • お借入額のうち5万円まで180日間利息0円

それぞれの無利息期間の条件は以下の表の通りです。

60日間 30日間 180日間
利用条件 Web申込
初めて利用する
初めて利用する
無利息開始日 契約日の翌日
無利息期間中の返済日 あり
契約額(極度額) 1万円~200万円 1万円~500万円 1万円~200万円
無利息期間経過後の貸付利率 12.0%18.0% 4.5%18.0% 12.0%18.0%


※30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息の併用は不可
※60日無利息・180日無利息はご契約額が1~200万円の方が対象
※ご契約額が200万以上の方は30日無利息のみ利用可能
※60日間無利息はWeb以外で申込された方は選べません
※初めてなら初回契約日の翌日から無利息
※無利息期間経過後は通常金利適用

無利息期間は併用することが出来ません。

どの無利息期間を選ぶのが良いのかは、利用額と返済期間によって違いが出てきます。

レイク公式HP内の「どっちがおトク?シミュレーション」で、返済額と返済期間を入力すると、自身に合った契約方法が分かるので試してみましょう。

アルバイトがお金を借りる時の限度額は年収の1/3まで

総量規制により、アルバイトの方でもお金を借りられう限度額は年収の1/3までです。

総量規制とは、年収の1/3を超える額を貸し付けを禁止する制度を指します。

貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合において、
前条第一項の規定による調査により、当該貸付けの契約が個人過剰貸付契約その他顧客等の返済能力を超える貸付けの契約と認められるときは、当該貸付けの契約を締結してはならない。

引用:金融庁|貸金業の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案要綱

また総量規制は、他社からの借入額を含めて顧客の年収の1/3を超える額を貸し付けを禁止しています。

例えば、申込者の年収が180万円の場合、貸付限度額は年収の1/3である60万円です。

この顧客が既に他社から50万円も借り入れていた場合、貸付可能額は10万円以下となります。

一方、銀行カードローンは総量規制の対象外です。

ただ、審査体制を厳格化しているため年収の1/3以上の貸し付けを行っていません。

アルバイトでお金を借りたい方でも、自分の年収の1/3までしか借入できません。

勤続年数が短い人は限度額が10万円程に設定される

借入限度額を決める基準には勤続年数もあります。

長年同じ職場で働いているという人は、

  • 長期的に安定した収入が見込める
  • 直ぐに退職する心配がない
  • 責任感があり、返済が滞る心配がない

と判断され、限度額も総量規制に準じて高額設定される可能性が高くなります。

一方で、勤続年数が短いと、

  • 今後も仕事を続けるのか判らない
  • 安定した収入を見込めない
  • 責任感があるか判断できない

といった理由から、限度額が低く設定されてしまうのです。

1年以上勤務している人は増額申請できる可能性が高い

カードローンで利用限度額を増やしたい場合、増額申請という方法もあります。

アルバイトであっても、勤続年数が1年以上あれば増額申請が通る可能性もあるのです。

1年以上同じ職場で勤務しているということは、

  1. その先も簡単にやめる可能性が低い
  2. アルバイトの時給が上がっている可能性がある

と判断され、信用度が増すため、増額申請が通る可能性が高くなるのです。

但し、個人信用情報機関に登録されている情報や、他の消費者金融の利用状況によっては増額申請できない可能性もある為注意しましょう。

働き始めたばかりの人でもカードローンは申請できる

働き始めたばかりの人でも利用できるカードローンはあります。

但し、消費者金融によって審査基準に違いがあり、全てのカードローンに申し込めるというわけではありません。

例えば、レイクではアルバイト初日であっても継続して働く意思があれば融資をしてもらえます。

他にもプロミスなら1週間以上働いていれば借り入れが可能です。

働き始めたばかりでまだ給料ももらっていない状況でも、借入できる可能性はあります。

短期・日雇いのアルバイトも申し込みは可能

短期のアルバイトや日雇いのアルバイトの場合、安定した収入が見込めないためカードローンの申し込みが出来ないと思っていませんか?

短期アルバイトや日雇いアルバイトでも、カードローンの申込は可能です。

ただし、返済能力を証明できないと審査に通らない可能性が高い為、申込時には以下の項目に注意して申込を行いましょう。

  • 申込の時に継続して働く意思があることを伝える
  • 短期や日雇いであっても継続して仕事をしている実績を示す
    (給与明細の提出など)
  • 登録している派遣会社の情報を伝える

上記の内容に注意しながら申し込み、返済能力の証明を行いましょう。

アルバイトがお金を借りる時に確認すべき4つの注意点

ここまでの解説でアルバイトでも消費者金融カードローンならお金を借りられるということが分かりました。

ですが、必ずしもカードローンでお金を借りられるわけではありませんし、希望する金額が借りられるわけでもありません。

お金を借りる前に、以下の4点について注意が必要なのです。

注意点

・給料の前借は災害などの非常時にしか利用できない
・親や友人からお金を借りる行為は人間関係を悪化させやすい
・信用情報に金融事故が記録されている人は借入できない
・アルバイトの場合でも在籍確認は行われる

順番に解説していきます。

給料の前借りは災害などの非常時にしか利用できない

「消費者金融などを頼る前に、給料が前借できれば乗り切れるのに。」と考えたことはありませんか?

ですが、前借はその理由によって違法になる可能性があります。

労働基準法第17条では以下の様に規定しています。

使用者は、前借金その他労働することを条件とする前貸の債権と賃金を相殺してはならない。

従業員が給与の前借を希望した場合、それを理由に貸した分を返すまで働くことを強要したり、退職を認めなかったりすると、使用者側である会社が罰則を受けます。

労働していない分の賃金を前借するということは、借金を背負うということでもあるのです。

また、労働基準法第25条では、以下の様に規定しています。

使用者は、労働者が出産、疾病、災害その他厚生労働省令で定める非常の場合の費用に充てるために請求する場合においては、支払期日前であっても、既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。

つまり、以下の様な非常時であれば賃金の前借が出来るのです。

1. 労働者の収入によって生計を維持する者が出産し、疾病にかかり、又は災害をうけた場合
2. 労働者又はその収入によって生計を維持する者が結婚し、又は死亡した場合
3. 労働者又はその収入によって生計を維持する者がやむを得ない事由により1週間以上にわたって帰郷する場合
(労働基準法 施行規則第9条)

但し、17条とは違い、既に働いた分を日割り計算で給料日前に受け取ることが出来るとしている点です。

非常時であれば企業側も応じる義務がありますので、前借が可能となるのです。

親や友人からお金を借りる行為は人間関係を悪化させやすい

給与の前借が出来ない場合、利息の付かない友人、親や親せきなどからお金を借りるという方法もあります。

ですが、人にお金を借りるということは、「お金にルーズな人」「いい加減な人」といったマイナスなイメージを与えてしまいます。

更に、返済が遅れたり借金を重ねたりすると、お金を貸してくれた人とトラブルになる可能性があります。

トラブルを未然に防ぐ意味でも、借用書の用意をしましょう。

借用書の中には以下の内容をいれておくと、貸した後でも水掛け論にならずに済みます。

  • 作成日
  • 債権者の氏名
  • 貸借金額
  • 貸付日
  • 返済期日・方法
  • 債務者の氏名・住所・押印

信用情報に金融事故が記録されている人は借入できない

アルバイトであっても安定した収入があればカードローンを利用出来ます。

ですが、信用情報の内容によっては契約できない可能性もあります。

  • 既にほかのカードローンを利用していて、返済が何度も遅れている
  • 携帯電話の機種代金をローンで支払っていて、返済が何度も遅れている
  • クレジットカードの支払が何度も遅れている
  • 一度自己破産、債務整理などをしたことがある

これら金融事故がある人は信用情報機関に記録が残っているため、審査に落ちる可能性がある為、事前に確認しておきましょう。

確認する際は、個人信用情報機関である、以下の2つの機関に情報開示申請することで確認が可能です。

アルバイトの場合でも在籍確認は行われる

カードローンの審査では、電話による在籍確認を実施します。

この在籍確認は、雇用形態に関係なく行われる為、アルバイトであっても実施されます。

在籍確認は、貸金業法第13条で定められる通り、貸金業を営む消費者金融は必ず行わなければいけません。

申込時に記載した勤務先に、働いているのか電話で確認することで収入の有無を判断します。

ただし職場への電話連絡ではなく、収入証明書等の会社から発行される書類で、在籍確認を行う業者も存在します。

SMBCモビットは、WEB完結申込で申込を行えば会社への連絡を書類確認にて対応が可能な為、どうしても会社連絡を避けたい方は検討してみてもよいでしょう。

まとめ

アルバイトであっても定収入であっても、安定した収入があり、信用情報に金融事故が記録されていなければ、消費者金融でお金を借りることが出来ます。

消費者金融の信用調査は銀行ほど厳しくありませんし、高い金利を設定することで利益を上げられていますので、雇用形態に関係なく融資が出来るのです。

また、非常時であれば給与の前借も出来ますので、状況に応じてどの方法でお金を借りればいいのかよく考えてから消費者金融を利用しましょう。